飼育日記>2008年
2008年
 4月9日 ベトナムアンタエウス割り出し
本日ベトナムアンタエウスの割り出しを行ったところ、卵や孵化したての初令幼虫がゴロゴロと出てきました。
(どうやら割り出しにはまだ早かったようです。(^^;)

そもそも採卵セットを開始したのは1月なんですが、3月初旬に確認したところあまり活発に産卵活動していない様子だったので少し設定温度を上げてみました。

どうやらベトナムアンタエウスはマレーアンタエウスの生態に近いようで、若干高めの温度設定(
22〜23℃)の方が良さそうです。尚、割り出しは後日改めて実施したいと思います。
 4月23日 蛹化不全のブータンアンタエウス♀が羽化
蛹化不全だったブータンアンタエウスの♀が羽化しました。
(正直なところ羽化するのは難しいと思っていたので驚きです。)


しかしながら、頭部の形は幼虫そのもので触角が無く、複眼もはっきりしません。また、口の部分の構造も幼虫に近く、口唇もオレンジ色の部分は見えるものの、はっきりとは確認出来ませんでした。

エサが捕食出来れば生存可能かもしれませんが、難しいかもしれません。
 4月25日 双頭の幼虫(笑)
先日延期したベトナムアンタエウスの割り出しを行ったところ、面白い写真を撮影する事が出来ました。

よ〜く見ると幼虫のお尻にもう一つ頭が見えます。
どうやら加齢直後だったようですが、双頭の幼虫に見えませんか?(笑)

尚、最終的に幼虫・卵合わせて約30頭の回収に成功しましたが、半数は里子に出す事になりそうです。
 5月17日 スマトラオオヒラタの今期最大値は92ミリ
今期羽化したスマトラオオヒラタの体長計測を行ったところ、最大で92ミリでした。
種親が91ミリでしたので、とりあえずは親越え成功ですね。

尚、最小個体は菌糸瓶に青カビが発生して暴れてしまい、体重が戻らないまま蛹化してしまった84ミリでした。
 5月25日 今期採集第一号はヒラタ♀35.6ミリ
近所を散歩していたらヒラタクワガタの♀を採集しました。
毎年特別クワガタ採集に出掛けることはないんですが、シーズン中だと散歩中に採集出来ることがよくあります。

たまには本気で採集に出掛けてみようかな?(笑)
 5月27日 幼虫の加齢
本日パラワンオオヒラタの割り出しを行いました。
ほとんどが2令幼虫で出てきましたので、ちょっと遅かったかな?・・・という印象です。

そんな中、何頭か居た初令幼虫のうちの一頭が割り出し直後のプリンカップで加齢を始めました。(写真は加齢中の幼虫です)

加齢直後の幼虫は頭部が真っ白で脚も透き通り、とても綺麗でした。(尚、1時間もすると徐々に頭部がオレンジ色になっていきました。)
 6月22日 冷やし虫家08
送料&代引き手数料が無料!1年間無料保証★冷やし虫家 08 最新型★発送開始しています!DMH品質が安定してきたのか、昨年の発売開始より継続販売されていた冷やし虫家07・・・、このまま行くのかと思いきや08バージョンが登場しました。

過去には新バージョンが登場する度に大幅な仕様変更を繰り返してきた冷やし虫家ですが、今回はメーカーサイトで確認する限りでは扉に透明窓が付いて価格が2,000円程度高くなった以外に大きな変更点は無さそうです。
(さながらマイナーチェンジといったところでしょうか。)

当方では冷やし虫家を主に幼虫管理に使用しているので、個人的にはこの透明窓は無くてもいいかな・・・と思いますが(苦笑)、何はともあれ故障しないのが一番です。
今のところ08バージョンの導入予定はありませんが、引き続き仕様の近い07バージョンで動作検証をしていきたいと思います。

P・S
07バージョンの導入から約半年・・・、今のところ不具合なく順調に稼動していますが、以前のバージョン(05、06)の故障頻度を考えると評価を下すのはまだ早そうです。(^^;
 7月3日 散歩中にヒラタクワガタの♂をゲット
前回の採集に続き、今回も散歩中にヒラタクワガタをゲットしま
した。今回は♂でしたが、サイズは37ミリ・・・って小さっ!(笑)

それにしても、今年は散歩中に採集出来る事はもちろんですが、死亡しているヒラタクワガタもよく見かけます。
今年はヒラタクワガタの当たり年なのかな?(笑)
 7月6日 クルビデンスssp.
以前より興味のあった南ベトナムクルビデンスssp.、最近では流通量も多くなり、価格もずいぶん安価になってきたため、ついに我慢出来なくなって購入してしまいました。(^^;
(もう少し待てば普通種並みの価格に落ち着くと思います。)

ちなみに、
ssp.とは亜種(sub species(サブ・スピーシーズ))のことで、正式な学名はまだ決まっていないようです。

特徴は何と言っても大型になるほど下を向くといわれる内歯でしょうか。大型化しても内歯が上を向かないという点ではクルビデンスよりグランディスに近い気もしますが、♂の前胸板や♀の点刻の特徴はやっぱりクルビデンスですね。
太さはありませんが、個人的にはカッコイイ虫だと思います。
 7月10日 ホワイトアイ・カブト虫が羽化したものの・・・(泣)
弥栄カブト・クワガタワールド様のプレゼント企画で当選したホワイトアイ・カブト虫のペアが羽化・・・したんですが、♂が酷い羽化不全になってしまいました。(しかも小さっ。(^^;)
カブト虫なのでマットに入れて放っておけば大丈夫と油断していた私のミスです。

おそらくマットが乾燥していたため十分な蛹室が作れなかった、あるいは蛹室の強度が不十分で羽化時に壊れてしまったことが原因と思われます。(やはりきちんと手を掛けてあげないとダメですね・・・、反省です。)

ただ、このまま死亡せずに交尾可能になれば累代出来る可能性も残されていますので、しばらく様子を見たいと思います。
 7月28日 BE-KUWAが一般書店で・・・
BEKUWA NO28 1380円 ポイント5%+送料サービスBE-KUWAの最新号が発売されました、・・・といっても宣伝のために取り上げた訳ではありません。(笑)
実は昨年末辺りから近所の書店がBE-KUWAを取り扱うようになったんです。
(入荷数は少ないですが(^^;)
まさかBE-KUWAが一般書店でも買える日が来ようとは・・・。(笑)

今まで通販に頼っていた私にとっては非常に有難い事なんですが、BE-KUWAって最近では他の地域でも一般書店で取り扱ってるんでしょうか?
それとも、この書店がマニアックなだけ?(笑)

P・S
先日羽化したホワイトアイ・カブト虫♂の死亡を確認しました。
やはり、あれ程ひどい羽化不全になると生存は難しいという事でしょうか。
 8月6日 7月の採集成果
7月の採集成果はヒラタ♂×2匹、♀×3匹、ノコギリ♀×1匹、コクワガタ♂×1匹、♀×1匹、カブトムシ♂×1匹でした。

特に山に入るわけではなく、普通に散歩をしている時に採集したものなので、その割にはよく採れたな〜という印象です。
 9月5日 ブータンアンタエウス・・・温度が低すぎる?
春以降、続々と♀が羽化していたブータンアンタエウスですが、♂がなかなか羽化してきません。
♀と羽化時期がズレるのは当然なんですが、羽化した♀も一向に活動を開始する気配がないので、管理温度が低すぎるのかもしれません。

そんな中、♀と同時期に羽化した♂が2頭いましたので掘り出してみることにしました。

1頭目を取り出してみると・・・アレ?小さい??
早速ノギスで測ってみると72.4ミリ・・・ってホントに小さっ!(泣)
幼虫時の最終体重は30g台半ばでしたが、まさかここまで小さいとは・・・トホホ。orz

ヒマラヤ系アンテの中でも大型化する事で有名なブータン産ですので、最低でも80ミリ前後は欲しいところです。

気を取り直して2頭目を取り出してみると、先程の♂より二回り以上は大きく見えます。(^^)♪
期待を込めてノギスを当ててみると・・・81.8ミリ!!
惜しくも82ミリには届きませんでしたが、幼虫時の最終体重が30g台後半だった事を考えると大健闘です。

尚、羽化していない♂がまだ6〜7頭居ますので、彼らに85ミリ超えを期待したいと思います。
 10月5日 パラワンオオヒラタ♀が4ヶ月で蛹化(泣)
そろそろパラワンオオヒラタの菌糸瓶を交換しようと瓶の確認をしてみたところ・・・なんと6頭もの♀が蛹になっていました。
Σ( ̄□ ̄|||が〜ん!!

菌糸瓶への投入から僅か3〜4ヶ月・・・菌糸瓶1本目での羽化となるといくら何でも早すぎます。orz

おそらく推定羽化サイズは35〜40ミリといったところですが、原因はなんでしょう?

あくまで推測ですが、8月頃に管理温度が低くなり過ぎていたので若干変更した(上げた)のがまずかったかもしれません。

う〜ん・・・ちょっと大型化は厳しくなってしまった感がありますが、この血統は初めて累代する赤眼血統なので、早く遺伝を確認するにはちょうど良い・・・とポジティブに考えることにしましょう。(苦笑)
 10月13日 プレミアム・ダニ退治ヒノキマットの実力は?
以前から気になっていたドルクス暖家製プレミアム・ダニ退治ヒノキマットを購入しました。

お値段が高い上に使用前に一手間かかるのが難点ですが、ファーム'S製の防ダニ消臭マットで忌避しきれないダニに対して有効であることが証明されれば利用してみる価値は十分にあります。(逆に効果が同じならファーム'S製で十分ということになりますね。(^^;)

とにかく、使ってみないと何も始まらないので、早速ファーム'S製防ダニ消臭マットで忌避しきれなかったダニに対して使用してみることにしました。

さて、このマットの実力はいかに・・・!?
 ※尚、結果につきましては後日改めて報告したいと思います。
 11月3日 赤眼パラワンオオヒラタの♀が羽化
先日ご紹介した超早熟パラワンオオヒラタの♀が続々と羽化中です。
いつもなら羽化後1〜2ヶ月は放置しておくんですが、せっかくなので眼色確認のため2〜3頭掘り出してみることにしました。

すると・・・掘り出した全ての個体が綺麗な赤眼で出てきてくれました。(^^)v
サイズも思ったほど小振りではなく、45ミリ以上ある個体もいるようです。

ともあれ、この血統が赤眼血統として確かなものであることは証明されましたね。(^^)♪

尚、結局♀は全て菌糸瓶1本目で蛹化してしまいましたが、♂は無事に2本目に突入。最大体重も47〜48gとなかなかの健闘です。

こうなると♀との羽化ズレが心配になりますが、比較的寿命の長いドルクス属ですので多分大丈夫・・・かな?(^^;
 12月31日 ブータンアンタエウス85ミリ超えならず・・・
ブータンアンタエウスの♂が全て羽化しました。
早期羽化した個体以外はいずれも80ミリを超えたのでアベレージは優秀だったものの、残念ながら85ミリには届きませんでした。

また、羽パカや腹部の収まりが悪い個体も数頭居り、改めてアンタエウスの羽化不全の多さを実感させられました。

いつの日か85ミリ・・・いえ、90ミリを超えるようなアンタエウスを育ててみたいですね。
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